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Channel: 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート
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「マサズ劇場」 その13  修理の状況

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暖かくなったなーなんて思いながらマフラーを外せば、翌日には北風が吹いて冬の気温に戻る。
 

しばらくそんな三寒四温が続いていたが、今週に入って気が付けば桜も一気に満開。
 

ようやく待ち焦がれた春がやってきた。
 

 

それはいいとして、、このところ店でちょっと気にかかることがあった。
 

懐中時計の修理をお持ちになった方から 「腕時計もあるんですけど、、どこか修理してくれるところご存じないですか?」 と聞かれ 「どれどれ?あー、これならうちでできますよ」 なんてなったのだが、、そういえば、同様のケースは去年も何度かあったかなと。
 

そもそも、どうして腕時計は別のところでと思われたのだろう?

 

うちで近年の時計を修理していないのは、ホームページでもお知らせしている通り。
 

ちなみにうちでいう近年の時計というのは、年式でいうとだいたい1960年~70年代以降に作られた時計のイメージだ。
 

古い時計と違って、「香箱ごと丸ごと交換」 とか「歯車そっくり交換」といった感じに部品をアッセンブリー交換する前提の時計が多く、うちで部品を作りながら直したらそれこそいくら掛かるかわからない。
 

そんなわけで、近年の時計は腕時計か懐中時計かに関わらず、メーカーや正規代理店でのメンテナンスをお勧めしている。
 

 

でも近年の時計の修理をしていないだけであって、決して腕時計の修理をしていない訳じゃない。
 

古い手巻きの腕時計は以前から受付けているし、メーカーなんかどこのだって大丈夫なんだけど、。

どうやら販売しているものの大半が懐中時計だから、腕時計の修理は分野外だと思われるフシがあるのか。。
 

実際にはそんなことはないので、皆さんどうぞ腕時計の修理もドシドシお持ちください。

 

もうひとつは、修理の納期に関して。
 

「ウォルサムの時計直してもらいたいんですけど、今だと何ヵ月後に持ち込めばいいですか?」
 

最近になってもこういうお問い合わせが多いのだけど、、これは純粋にうちのせいだ。
 

なにしろ数年前は、定期整備が一年半待ちなんて感じになっていて、皆さんにご迷惑をお掛けしていた。
 

でも5年前に寺田、続いて真下、佐々木と入社して、去年辺りから修理環境は徐々に改善。
 

現在は特別な難物?を除けば、定期整備だけでなく一般の修理品の納期もだいたい一ヶ月になっているので、「修理には出したいけどいつになるか分からないからなぁ」 なんて思われていた方、どうぞご心配なく!



さてさて緊急事態宣言も解除され、来週の今頃は新人の2人も入ってきて賑やかになる。

 

お時間のある方は、是非ともからかいにきてやって下さい(笑)

 

 

 

 

 

 

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